いつでも、どこでも、だれでも、条件次第でかかる危険性がある熱中症。
特に、真夏の工事現場は、熱中症による事故が起きやすい環境です!
熱中症対策をしていない現場は言語道断!!事故やトラブルの原因です。
現場で働く人は、特に意識を
腕や足の筋肉がつってこむら返りになったら、熱中症の一歩手前です。職人さんや上司に報告して、すぐに涼しい所で安静にしないといけません。
熱中症が原因で転んで怪我などよくあるケースです。高所の足場作業員がそんなことをすれば、命取りになります。
「熱中症」を決して軽いものだとは思ってはいけません。
水分をしっかりと補給して、塩飴や塩を舐めることも有効!
工事現場においての熱中症の予防・対策
- 1体温を下げる工夫 ( 服装・グッズなど )
工場扇
大きくて風が強い扇風機です。 工場扇は、本体や羽根が大きく、風が強いため、家庭内のリビングなどに設置するのは不向きですが、蒸し暑い体育館やコンビニの駐車場周りや工事現場や建築現場など場所を気にせずに広範囲に風を送りたい場所では風の循環としてとても役に立ちます。
- 2適度な休憩と水分と塩分をこまめに補給
- 3体調管理をしっかり行う
- 4WBGTの管理(WBGT21度以上は要注意)
※WBGTとは、人体影響の大きい湿度、輻射熱、気温で計算される指標です。次の項目にて詳しく解説 - 5作業員の安全管理システムの導入
夏の現場で多いもの。暑さによって集中力が不足する事故。なんといっても熱中症。乾燥による埃や粉塵の吸い込み。 基本的には水不足なので、しっかり対策して事故0(ゼロ)! 注意力が散漫になった際に、重機との接触事故を防ぐシステムがあります!作業員装着警報感知システム みはり組
NETIS登録番号:KT-090057-V
雨や風などの外的要因の影響を受けにくい近赤外線を使用し、面倒な配線も少なく簡単に利用できる! 安全なシステムで作業員との”きずな”を深める!
熱中症でよく聞く、WBGT とは?
湿球黒球温度(しっきゅうこっきゅうおんど)と呼ばれ、酷暑の環境下での行動に伴うリスクの度合を判断するのに用いられる指標です。
WBGT度数 | 症状 |
---|---|
21-25度 | 熱中症による死亡事故が発生する可能性があります。水分補給を忘れずに |
25-28度 | 熱中症の危険が増します。水分補給と休憩を取りましょう。 |
28-31度 | 熱中症の危険が高いので激しい仕事は避けましょう。 |
31度 | 原則的に外での作業は中止します。 |
■WBGTを測定測定可能な機器のラインナップ
工事現場での熱中症による死亡災害発生状況
厚生労働省における職場での熱中症による死亡災害の発生状況は深刻です。
熱中症による過去3年間(平成22~24年)の業種別の熱中症の死亡災害の発生状況をみてると、建設業が最も多く全体の約4割を占めていると言われています。
対策をしていても熱中症になってしまったら…
命を危機にさらす可能性もある熱中症。
熱中症を未然に防ぐために私たちにできることは何でしょうか?度数、症状、各対策ごとに分けて記載しています。
度数 | 症状 | 各対策 |
---|---|---|
Ⅰ度 熱失神・ 熱痙攣 | 熱失神…突然の意識の消失で発症する。体温は正常であることが多く、発汗が見られ、脈拍は徐脈を呈する。 熱疲労…症状は様々で、直腸温は39℃程度まで上昇するが、皮膚は冷たく、発汗が見られる。 |
涼しい場所に運び、衣服をゆるめて寝かせ、水分を補給する。 |
Ⅱ度 熱疲労 | 症状は様々で、直腸温は39℃程度まで上昇するが、皮膚は冷たく、発汗が見られる。 | 涼しい場所に移動し、スポーツドリンクを飲む。(塩分補給も) けいれんした箇所の筋肉を伸ばしたり、マッサージするのも有効 |
Ⅲ度 熱射病 | 高度の意識障害が生じ、体温が40℃以上まで上昇し、発汗は見られず、皮膚は乾燥している。 | 場合によっては死に至ることがあります。濡れタオルを当てて扇いだり、脇の下・大腿部の付け根・首周りなど大きい血管を直接冷やすなど体を冷やしながら、病院へ一刻も早く運ぶ必要があります。 また意識がないなど心肺停止状態のときは AED・心肺マッサージを行い、少しでも助かる処置を行います。 |
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